妊婦とアトピー
もともとアレルギー性疾患を持つ女性の妊娠において、確実なのは、例えば卵食事性アレルギーをもってるとして、皮膚炎が食べた後に出るとか、胃腸症状が出るなど、卵なら卵の食事性のアレルギーを持ってた時、妊娠中にあえてそれを沢山食べると、生まれてくる子どもがアトピー性皮膚炎になる可能性が高いようです。
もっとも胎児は遺伝子で食事性(牛乳、卵など)物質に対し遺伝性にアレルギー発症遺伝子を劣性遺伝してることも条件です。
まず研究されたのが前に IgE の値です。 IgE 高値(臍帯血、および新生児の血中濃度)と生まれた子供にアトピー性疾患が起こる可能性についてです。この IgE がアレルギーを引き起こす抗体でこの妊娠女性と授乳中女性と乳児の関係についてです。
まず胎児は早くからこのアレルギー反応に関与する IgE 抗体産生能力を胎児期からもっています。
スエーデンで新生児で調べた臍帯血の中に『 IgE が高く、かつ家族にアレルギー家族歴がある』子は統計学的に『家族歴のみの子供』(発病率 38 パーセント)とか、『家族歴がないけど IgE が高い場合』(発病率は 58 パーセント)に比べ、アトピー性疾患を早期から発病しやすい( 76 パーセントに発病)という研究がされています。
これは日本なら新生児の血中の IgE (抗体)量で計測されています。
同じく新生児の時の IgE が高く、かつ家族性にアレルギーをもつ子供はアトピー性疾患が乳幼児時期で出やすいことが報告がされています。
この IgE は胎児からか母親由来か解りません。確かに母と子は胎盤でつながっていますが母が作った抗体( IgE )か胎児が自分で作ってる IgE か解りません。胎児が作るとしたらその抗原は胎盤由来で子供に入って来るのか、それもまだはっきりとは解らないことをご了承ください。
だからこの IgE はあくまでどちら由来か解らないけど値が高いか低いかということの目安に使っているようです。
その場合もし IgE が母親由来抗体ならそれを減らすため、たとえば母がある物質に対し食物アレルギーならそれを食べないことを妊娠中に行うことで、母親のその食物に対する IgE 抗体産生を減らし、母由来の IgE の臍帯血濃度を減少させたらという試みもあります。 こうした妊娠中の母体のアレルゲン除去によって出産する子供には食物性アレルギー疾患(主に乳児アトピー、アトピー性皮膚炎など)、その後起こる吸入性アレルゲンであるダニ感作をある程度抑制できたという報告もされています。
こうして胎生期という、極めて早期から赤ちゃんに対し、早期の妊娠中の食物アレルゲン除去によって、免疫系のゆさぶりを防ぎ、かつ誕生しても食事から原因物質を除く食事、制限食を考え、食物アレルゲンによる皮膚、気道粘膜の障害を防ぎ、かつ吸入型アレルゲンの感作を避けれると言われています。
ただこれは『ある特定の食事性のアトピー性疾患をもった家系での生まれた乳児期の食事性アトピー性疾患抑制のみで、後のゼンソクとかアレルギー性鼻炎には発症に関係ないかもしれないと報告はされています。
いずれにしろ妊娠中の母が、そのものにアレルギーをもつ母で、もちろん家族性にアトピー性疾患をもち、かつ、当人がそのある食物にアレルギー性疾患がある場合にはこういって妊娠中の食べ物のアレルゲン除去食を行うと、たまたま同じ、ある食物アレルギー発症遺伝因子をもって生まれた子供でも乳児期の食物性のアトピー発現症状の低下や重傷度とかには効果があるといわれています。
あくまで『家族性アトピー歴、かつ母に食物アレルギーあり』の場合なら『子供の早期のアトピー性疾患(発症予防のため』に『一部の母親の妊娠中の食事制限は効くことがある』ということです。
アレルギー疾患をもたない子を生むために何もかも広範囲に応用しようというわけではないのです。
アトピーの妊娠の注意は?
アトピーがある女性は、妊娠中に、子どもにアトピーがなるべく出ないように、 食事にも気を使うと思います。もちろん、アトピーでない人も、元気な赤ちゃんのために食事や生活に気を配っているのは同じですね。
ただ、お母さんがアトピーでなくても、子どもにアトピーがでるというケースも少なくありませんので、遺伝ということにそれほど神経質になる必要もなさそうです。
アトピーの場合、いろいろな刺激にたいしてデリケートになっているので食事はもちろん気をつけたいことです。アトピーを赤ちゃんに発症させないためには、妊娠中に卵・牛乳。大豆の3大アレルゲンをとらないことが有効と言われていますが、このことを神経質に捕らえるあまり、お母さんのストレスが大きくなってしまっては本末転倒。
心配しすぎはアトピーにとって、よくありません。むしろ、好きな食べ物も上手に取り入れてリラックスして、幸せな気持ちで食事を楽しむことも大事です。好きなものを食べて、おいしいと感じるとき、人は幸福を感じますね。これがアトピーの人にとっては大切なことでもあります。
アトピーの女性が妊娠中に気をつけるのはむしろ次のようなことです。
○ひとつのものをたくさん、一度に取らないこと。
○生ものよりもきちんと火を通したものを食べる。
○いくら好きでも、毎日続けて同じ物を食べない。
○バランスよく食べる。
あまりかゆみなどの症状がひどいときは薬も絶対ダメと思わず、がまんしすぎないおおらかさも大事です。

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